モレスキンの筆記具としてマイスターシュテュックを購入してしまった件

モレスキン用の筆記具として、モンブランのマイスターシュテュック・プラチナラインを購入しました。

自分でも呆れてしまいますが、ともかく家族への弁解のために釈明記事を投稿させて頂くことにします。

マット仕様だったウルトラブラック

このサイトで何度もコメントしていますが、いつでもどこでも持ち歩けるボールペンは少ないです。

ヒツジ執事にとって筆記具は生命線であり、どんな時でもYシャツの胸ポケットには、モンブランのマイスターシュテュックが控えています。

ただしこれは正式書類の作成に利用することがあるので、純正芯、三菱パワータンク、カランダッシュのゴリアット芯といった「無難な替え芯(リフィル)」を装着しています。

また見る人が見れば、たとえホワイトスターを塗り潰していても、モンブランだと悟られてしまうかもしれません。

そんな訳で楽天キングダムノートがモンブラン・マイスターシュテュックのウルトラブラックなるボールペン(中古品)を仕入れた時、思わず購入ボタンを押してしまいました。

イニシャル入りなので安めの価格設定で、冒頭画像にも登場しているボールペンです。独特な3重リングが目立たないので、モンブランだと分かる人は皆無でしょう。このボールペンに三菱ジェットストリーム0.5mm替え芯(リフィル)を装着して、モレスキンを思う存分使い倒そうという魂胆でした。

しかし届いてから初めて知ったのですが、このウルトラブラックは “マット仕上げ” でした。赤や緑ならば短時間なので大丈夫ですが、黒インクだと使用時間が長くなって疲れてしまうという問題に遭遇しました。

これはメラニンスポンジや銀クロスで鏡面化できるか試してみましたが、あまり改善できませんでした。インターネットで検索しても鏡面化は難しいようで、時間の問題もあって通常版マイスターシュテュックのように鏡面化することは諦めざるを得ませんでした。

またこのボールペンは「ポートマフィア時代の黒太宰さん」と命名したのですが、Mikanお嬢様が恐がって封印(ふういん)することが頻発しました。

そんな訳でせっかく購入した “ウルトラブラック” ですが、メイン筆記具の座を勝ち取ることは出来ませんでした。

純銀でなかったソリッドシルバー

さて次に購入したのが、アウロラ・オプティマのジュエリーコレクション・シリーズです。ソリッドシルバーと呼ばれるモデルです。オプティマの通常版よりもワンランク良いお値段なのですが、”TOKYO BAYCOURT CLUB” という刻印があるため、これも安めの価格設定になっていました。

このボールペンは「当たり」で、手に馴染んで大変に使いやすかったです。思わず文豪ストレイドッグスにちなんで、「フィッツジェラルド」(成金背広)と命名してしまいました。

https://www.note1005.com/?p=1037

おまけにヒツジ執事は、 “TOKYO BAYCOURT CLUB” (東京ベイコート倶楽部) を経営するリゾートトラスト社の別倶楽部の会員だったりします。いつの間にか、ヤフオクで販売されていた同製品を予備品として落札することまで考えていました。

しかし幸か不幸か落札するタイミングを逸し、そして昨日になって何と「純銀」ではないことが分かりました。

ハズキルーペを装着して良く見たら、”925″ という印がありました。なんでも日本では純度92.5%であっても、純銀を意味する「ソリッドシルバー」と呼ぶことがあるのだそうです。

つまりこのボールペンは、”シルバー925″ だったのです。(ちなみに残り7.5%が銅だと、スターリングシルバーと呼びます)

何で純銀に拘るかというと、ヒツジ執事は金属アレルギーだった時期があります。金属フレームのメガネを購入した時に、金属の当たる部分が痒くなってしまいました。(その時はシリコンパイプでカバーすることで、痒みは治まりました)

短時間ならばともかく、ヒツジ執事のように一日中ボールペンを握っていることがあるような者には、シルバー925だと少々リスクがあります。インターネット検索すると分かりますが、シルバー925でアレルギーになっている方も存在します。

残念ですが、冒頭画像にも登場しているアウロラ・オプティマ「フィッツジェラルド」も、メイン筆記具の座を勝ち取ることは出来ませんでした。

蝉になったアベンチュラ

金属製でなくて使い勝手の良いボールペンというと、クロスのアベンチュラが存在します。高価になり過ぎてしまったマイスターシュテュックの代用に購入なさる方もいます。

https://www.note1005.com/?p=604

しかしクロスでも最新型のアベンチュラは、三菱ジェットストリーム(0.5mm)も利用可能にする「改造」が難しかったです。そして改造済みのアベンチュラは、Mikanお嬢様が愛用なさっているようです。気が付いたら、リビングで蝉のように飾られていました。

これを取り上げるのは忍びなく、新たに別なボールペンを調達することにしました。

モンブランPIX

そこで考えたのが、モンブランのPIXボールペンです。

しかし残念ながら悩んでいるうちに、楽天キングダムノートで販売されていた中古品は、別な人が購入してしまいました。

0.5mmのSignoはイマイチ

そういえばモンブランPIX記事の時に水性・ゲルインクボールペンに言及しましたが、新品のSignoは文字が掠れることなく利用可能でした。

ただしご覧の通りで、Signoで書き込んだ部分はハッキリ分かるほど黒々としています。ジェットストリーム0.7mm以上の感覚で、細かい文字を書くには0.38mmを試した方が良さそうな感じでした。

細過ぎたり太過ぎたり、なかなか筆記具というのは難しいです。(こう考えると、やはり鉛筆が一番かもしれません)

そしてマイスターシュテュック

実は有効期限切れ間近の楽天ポイントが7,000ほどあったので、PIXボールペンは購入寸前まで行っていました。そのため失意も大きかったのですが、そんな時に目に留まったのが、マイスター・シュテュックのプラチナラインです。

傷がついているおかげで、これも安めの価格設定になっていました。日常使いをして傷だらけにしてしまうヒツジ執事としては、全く気にならない製品でした。

本当はどこの筆記具メーカーなのか分からないボールペンが望ましいですが、これならば指先に当たるレジン部分だけをウルトラブラックと交換してしまうという荒技も使えます。

そこで思い切って、「3度目の正直」としてプラチナラインを購入することにしました。

自分でも次から次へと購入することには呆れますが、「最高に楽しい文房具の歴史雑学」によると、73万ドルで販売されたモンブランの筆記具(Montblanc Mystery Masterpiece)もあるとのことです。

こういう本を読んだ影響なのか、何となく気付いたら購入ボタンを押し終わっていました。

まとめ (マーフィーの法則)

別にヒツジ執事は高級品志向はありません。今回も、本当はヘアサロンで無料配布されていたボールペンを使うつもりでした。

しかし迂闊にも適当な場所に置いてしまったようで、ここ数日は行方不明になっていました。それで「仕方なく」、マイスターシュテュックのプラチナラインを購入した次第です。

そして “マーフィーの法則” というか “お約束” というか、購入後しばらく経過したら、たまたまボールペンを見つけることが出来ました。人生とは、本当に不思議なものです。

何はともあれ、心強い味方が二人(二本)も増えました。この出費を埋めるべく、頑張って仕事に励むことにしましょう。

(僅かではあるけれども、業績評価が良ければ棒茄子(ボーナス)もアップしますし)

さて今日はこの辺で。

それでは、また。

[box03 title=”モレスキンにはモンブランが似合う…かな?”] [/box03]