鉛筆

鉛筆を高級化する方法

高級な鉛筆

高級な鉛筆とは何だろうか。ちなみに冒頭画像はカトパンが使っている鉛筆ではない… 残念ながら。

しかし僕にとっては、これがファーバーカステル9000番や三菱ハイユニ並みに快適に利用できる。つまり高級な鉛筆に匹敵する存在となっている。

今回は冒頭画像の鉛筆とカトパンの関係、そして高級な鉛筆に匹敵する理由を説明させて頂くことにする。

まず冒頭画像の鉛筆についているクリップ付きの金具は、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルUFOという鉛筆補助具&鉛筆キャップだ。上の画像のように、ファーバーカステルの鉛筆向けに商品化されている。

で、肝心の鉛筆はロピアという格安スーパーでエリンギを購入した際の “オマケ” だったりする。HOKUTOのエリンギを宣伝のために製作された販促グッズなのだ。つまり “タダ” で入手した鉛筆だ。

これが高級な鉛筆に匹敵する使い心地になっているのだから、人生は面白い。ちなみにロピアは「ロープライスのユートピア」という経営理念を表わすために考案された店名で、2020年6月にロピアの社長とカトパンが結婚した。

僕はお台場のフジテレビ社内は何度かお邪魔したことがあるけれども、この鉛筆が使われている光景は全く見たことがない。だから「カトパンはこの鉛筆を使っていない」という結論になる。(ちょっと強引過ぎるか…)

いや、申し訳ない。実は知人が先日カトパンの結婚で騒ぐことがあって、ようやく僕は初めて彼女の存在を知ったのだ。有名なアナウンサなのですな。なまじテレビ業界とITビジネスで付き合っていると、逆に個人レベルのことには興味が無くなってしまう傾向があるらしい。

それはともかく、肝心なのは鉛筆だ。モノとしては悪くない。かつてロピアの店内では、館内放送でもHOKUTOのエリンギを紹介していた。その販促グッズなので、それなりの品質の鉛筆なのだと思う。(弊社でも販促グッズに格安品は採用しない)

メーカが記載されていないので一切不明だけれども、使っているとHBよりもBに近い印象だ。だから小学校高学年ならば、普通に使うことが出来ると思う。

デザインも悪くない。全部で五人のエリンギ君たちがダンスをしている。これだけでも使っていて楽しい気持ちになって来る。そして楽しい気持ちを大幅にアップさせてくれるのが、ファーバーカステルのパーフェクトペンシルUFOなのだ。

実は文房具業界の人が冒頭画像を見たら、冒頭画像は「ありえないっ!」と絶句するだろう。なぜならパーフェクトペンシルUFOは、鉛筆本体が内蔵鉛筆削り器と衝突しないように輪状柵が存在する。

だから冒頭画像のように、鉛筆の中間あたりにパーフェクトペンシルUFOを移動させることは出来ない。それで絶句してしまうのだ。

しかしこのような場所にパーフェクトペンシルUFOが設置することが出来ると、筆記具としては本当に使いやすくなる。僕も最近の若者世代と同様、あまり鉛筆には馴染みがない。何しろ人生の大半は万年筆で過ごして来た。

そういう者たちには普通の鉛筆みたいな細身の筆記具よりも、太軸の筆記具の人気が高い。そういった社会的背景もあって、ファーバーカステル社にしても、最近ではパーフェクトペンシルのマグナムという超太軸シリーズを商品化している。僕がメインで使っている筆記具も、モンブランのスターウォーカーという太軸ボールペンだ。

ちなみにファーバーカステルではパーフェクトペンシルで、伯爵コレクションというものを商品化している。その中の一つがマグナムだ。別にマグナムに限らず、伯爵コレクション用には一回り太軸の鉛筆(リフィル)が販売されている。

ただしこの伯爵コレクション、金属製なので重い。なんと33gもある。これを装着して使うのも楽しいことだけれども、長時間に渡って大量のメモを取ったりする時には疲れてしまう。

一方でパーフェクトペンシルUFOは軽い。それに伯爵コレクションは数万円もするけれども、UFOは数千円で入手できる。それがHOKUTOエリンギ鉛筆の手頃な位置に取り付けることが出来れば、高級な鉛筆並みに使いやすくなるという訳だ。興味がある人は、試みとして付箋紙を巻き付けて試してみても良いだろう。

実際、見た目は今一つだけれども、使っていると快適だ。だからメモ取り作業が捗る。持ち歩きには鉛筆キャップが必要だけれども、筆箱に入れれば大丈夫だ。

そんな訳で問題は、一体どうやってこのような位置に設置するようにするかという点だ。それこそが、僕が “闇の文具王” と呼ばれる所以である。

このダイヤモンド製ヤスリの中太品を使って、UFO内部で鉛筆を貫通させるのに邪魔な部分を削り落としている。だから冒頭画像のような、信じられない光景が実現されている。

もちろん法律的には全く問題ないけれも、業界関係者には歓迎したくない行為である。だから僕に雑誌社からの寄稿依頼や、トークショー出演のお呼びがかかることはない。「我、招かれざる客」という立場なのだ。

なおコロンブスの卵のように当たり前な発想で、ごく簡単に加工することができる。今まで誰もやらなかったのが不思議なほどだ。しかし実際に実現してしまうと簡単に見えるけれども、実は幾つかの課題が存在するのだ。

まずパーフェクトペンシルUFOの構造を知らないと、こんな真似が可能であると認識することが出来ない。僕は筆記具メーカーではないものの技術者上がりだから、ダイヤモンド製ヤスリによって邪魔な部分を削り落とすことは十分に可能だろうと予想できた。

それかれ高価ではないけれども、作業にはダイヤモンド製ヤスリが必要となる。これをわざわざ購入するのは、躊躇してしまう人もいるかと思う。ぼくはたまたま運良く(関係者には運悪く?)手元にダイヤモンド製ヤスリを保有していたので、気軽に挑戦することが出来た。

いや… 本音を白状すると、全く「気軽」じゃなかった。何しろ理論的に見れば全く問題無さそうだけれども、何しろ前例がない。果たして削るのにどのくらいの時間が必要になるか見積もりにくい。

おそらく30分くらいだろうと予想し、実際に30分かからずに作業完了したけれども、作業中のメンタルは大変だった。「本当に上手く行くだろうか?」という不安と戦いながら初志貫徹するのは、相当メンタル的に大変だったりする。

ただし幸いにして、今回は首尾良くいった。ストレスも短時間で済んだ。だから僕の成功例を知って、後に続く人も出て来るかと思う。前例があるというのは、なかなか心強いものなのだ。

ともかく、今は大変快適な状況だ。普通の鉛筆が、何と高級な鉛筆と同じ存在に化してしまったのだ。やっぱり太軸に慣れた者には、太軸のように扱えるのが助かるのだ。

なお鉛筆とカトパンには全く関係が無いけれども、彼女の存在が上記のようなUFO魔改造?のキッカケだったする。知人はカトパンに言及することによって、本当に良いチャンスを提供してくれた。おかげでHOKUTOエリンギ鉛筆を活用… つまりファーバーカステルのパーフェクトペンシルUFO改造へと繋がった。

あとは知人も含めてロピアに日頃からいろいろとお世話になっている者たちとしては、ますますロピアが発展することと、HOKUTOエリンギの売上が伸びていくことを祈っている次第だ。

それからもちろん、ファーバーカステルにも感謝している。なんだかんだ言って、パーフェクトペンシルUFOというものが無ければ、HOKUTOエリンギ鉛筆の高級鉛筆並み使い勝手というのは実現しなかっただろう。
(付箋紙を巻いても物理的には変わらないけど、ちょっとそこまでやる気は出て来ない)

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静