モレスキン手帳はPocketサイズ&ジェットストリーム(筆記具)がベスト

超小型(Extrall Small)サイズのモレスキン手帳を1冊使い切りました。

その際に、いろいろな目的に利用できるモレスキン手帳のPocketサイズと、低粘度ボールペン・インクである三菱鉛筆ジェットストリームとの組み合わせが最強だと実感しました。

今回はその理由と体験記を紹介させて頂きたいと思います。

モレスキン手帳とは

モレスキン手帳はゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイ、チャトウィンといった芸術家や思想家が使用したノートを再現した手帳なのだそうです。もともとはフランスの小さな製本業者によって製作され、パリの文房具店に納品されていたのだそうです。

その頃は黒色のPocketサイズのハードカバー版のみでした。丸い角を持つ長方形の手帳本体がゴム紐で閉じられており、内側に収納ポケットがあったとのことです。旅行などの記録にも使われることが多かったそうで、当時から持ち歩きを想定したものだったらしいです。

主にはスケッチ、走り書き、ストーリーやアイデアを記録されていたとのことです。現在のモレスキン・ノートは世界中で利用されており、日本語のサイトも存在します。

・モレスキン公式サイト:Moleskineの歴史

大きさは下記記事のように、Extra Small、Pocket、Large、Extra Largeの4種類が存在します。20世紀後半に再現され始めた頃は無地、罫線、方眼の3種類でしたが、現在ではスケジュール帳も存在します。

https://www.note1005.com/?p=958

また過去の記事で紹介したように、トムハンクス主演のダヴィンチ・コードという映画にも登場します。研究所出身だった元上司も使っていました。KOKUYOのキャンパスノートと比較すると、目玉が飛び出るようなお値段です。

それでも特に、学術関係者を中心に人気があるようです。100円ショップでも、そっくりさんが販売されていることがあります。

見た目は「表紙が固いだけのシンプルな手帳」です。いやいや、実際に使ってみると分かります。本当に表紙が固いだけが取り柄の、シンプルな手帳です。

ただし恐ろしくシンプルであるために、逆に「自由」があります。ほぼ日手帳やシステム手帳は日付があって、一日に書き込める分量が決められています。モレスキン手帳は、何もない単なるノートなのです。

だからこそ、自分の好きなように使うことが出来ます。落書き、会議の議事録、テストで間違えたところの再挑戦、日記、アイディアメモなど、持ち主の創意工夫に応じて「何でもござれ」です。

超小型(Extra Small)版

そんなモレスキン手帳ですが、当然ながらサイズに応じて性格が異なります。Extra Smallの性格はズバリ、「小さいからどこへでも気軽に持ち歩ける」です。

システム手帳でも、アシュフォードのマイクロ5(M5)という超小型システム手帳が存在します。これらは今では知る人も少なくなった、「マッチ箱」のようなイメージです。

現在のスマホが登場する前は、鉛筆箱のようなポケットコンピュータ(HP100LX/HP200LX)を持ち歩く人々(ノマド)がいました。彼らはどこへでもポケットコンピュータを持ち歩き、時には「電脳パンツ」という呼び方をしていました。

この「電脳パンツ」という呼び方は、マイクロ5やモレスキン超ミニサイズ(Extra Small)にも通じるところがあります。

それからポケットコンピュータがコンピュータと互角とは言えなかったのと同じく、これらの手帳も用途が限定されています。

さすがに極限まで小さくした造りなので、大きな地図を描くことには向いていません。つまり書き込みながら考えを纏めることにも向いていないのです。

その機能は愚直一筋であり、『ふと思いついたことを、どんな場所であろうとも忘れずにメモする。』ということに向いています。

Pocketサイズ

一方でPocketサイズのモレスキン手帳は、小さいけれども「ノート」と呼べる大きさです。綴じ手帳なので見開き2ページをフルに使うことが出来るので、A5サイズ相当の内容を書き込めます。

その一方でA6サイズよりも一回り小さいおかげで、ジーンズの尻ポケットにも納まります。その気になれば「電脳パンツ」と同じく、24時間/365日の持ち歩きが可能です。

そしてモレスキン手帳を使うのは人間ですが、その人間には驚くような能力が備わっています。人間は訓練すれば、米粒に絵を描くことが可能です。そのような訓練をした人がモレスキン手帳を使えば、それこそ楽々とB5サイズ相当の内容を書き込めます。

一方で東大を卒業して、元ボストンコンサルティング(BCC)の日本支社長になった堀紘一氏は、「アイディアを纏めるにはB5サイズが必要」とコメントしています。

この堀紘一氏は、若い頃は模造紙に東大合格作戦を書き込み、それを実行して東大合格したのだそうです。その彼の言葉を信じるなら、PocketサイズならばB5サイズ相当の使い方をすれば、アイディアを纏めるのに利用することが可能になります。

また現在では、そのような細かい書き込みを可能にしてくれる筆記具が存在します。それが三菱鉛筆のボールペン向け低粘度インクを採用した “ジェットストリーム” です。

これはアレコレと論じるよりも「百聞は一見に如かず」ということで、実証するのが良いでしょう。下記の画像が、昨日私が資料作成の際にアイディアを纏めたメモです。

資料はA4サイズでしたが、ここまで小さく書き込むことが出来れば、実際の資料をイメージしてアイディアを纏めることが出来ます。

もちろんモレスキン手帳のラージ(Large)サイズやB5版キャンパスノートを使った方が効率的ですが、それだと持ち歩いて見直すのが不便になります。モレスキン手帳のPocketサイズならば、いつでもどこでも考えを纏めたり、それを見直すことが出来るのです。

まとめ (分身の術も可能)

小さい手帳であるために、モレスキン手帳のPocketサイズは何冊も持ち歩くことが出来ます。私の場合はExtra SmallをYシャツの胸ポケットに入れ、ハードカバー版に加えてソフトカバー版(3冊でハードカバー版1冊並の厚さ)のモレスキン手帳を持ち歩くこともあります。

このように2冊使えば、さらに発想を広げることが出来ます。

上記は次に作成する予定の記事アイディアを、ソフトカバーのモレスキン手帳で肉付けしたものです。狭いスペースしか確保できない場合、「小さいことは正義!」です。

今回は以上です。Pocketサイズのモレスキン手帳が、いかに便利であるかお分かり頂けたでしょうか。もし興味があれば、騙されたと思って、一度試して見ることをオススメします。

[box03 title=”Pocketサイズのモレスキン手帳とジェットストリームの組み合わせは最強!”] [/box03]