雑記

クロスのボールペン替え芯には三菱鉛筆を利用可能

クロスのシャープペンシル

まず最初に断っておくと、クロスのボールペン互換芯を求める人には三菱鉛筆のSK-8替え芯をオススメする。僕は無理やりクロス純正芯が装着されているボールペンに三菱鉛筆ジェットストリームを装着しているけれども、そっちは少しばかり改造が必要になる。(興味のある方は「高級ボールペンの館」へどうぞ)

ちなみに本記事ではSK-8替え芯ではなくて、三菱鉛筆ハイユニを装着して高級鉛筆化する方法を紹介している。これはこれで、なかなか面白い。挑戦してみたいと思う人は、あまり多くないと思うけど。

[ 目次 ]
メカニカルの高級鉛筆化
ボールペンの高級鉛筆化
まとめ

メカニカルの高級鉛筆化

実はそもそもの発端はボールペンではなくて、クロスのメカニカルペンシルだった。冒頭画像で紹介しているのが、まさにクロスのメカニカルペンシル… の亡骸だ。

これはクラシックセンチュリーというシリーズの14金モデルで、最高峰のスターリングシルバーと並んで高評価を得ている。細身の本体軸なので、使っていて本当に鉛筆みたいな気がして来るほどだ。

ファーバーカステルのパーフェクトペンシルでもスターリングシルバーに加えて、ローズゴールドというモデルが存在する。やっぱりそれだけ欲しがる人がいるという気がする。(人間ノ物欲ニハ限リガナイ…)

ただしクロスに限らず、シャープペンシル… 英語名称メカニカルペンシルは故障することが多い。僕のクラシックセンチュリー18金モデルにしても、子供に半日かからずに瞬殺されてしまった。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
心外だわー

ちなみにクロスの場合には「可動部分の永年保証制度」が存在する。ただし僕の場合はUSED品を譲り受けたので、クロス本店に持ち込むしか修理依頼ルートがなかった。

さすがに神奈川県の田舎から、東京本店は遠い… 遠過ぎる。それでアッサリと潔く、修理依頼はあきらめた。

そして一方で断捨離をやろうとしたら、小学生だったお嬢様の使い残した三菱ハイユニ鉛筆2Bが大量出土した。小学生には三菱鉛筆ハイユニが理想的とのことで、僕のお小遣いを削ってまで調達したものだ。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
そうだったのか…

もったいない… もったいなさ過ぎる…

こうやって使い道のなくなった二つの文房具が誕生した。元技術者としては当然ながら、「合体させれば使い道が生まれないかな?」と考えた。

こうやって生まれたのが、冒頭画像の「謎の筆記具」だ。三菱鉛筆ハイユニを使っているのだから、いちおう高級鉛筆に分類して良いだろう。

しかしカタツムリというか、ヤドカリのようにクロスのメカニカルペンシルの殻を被っているだけだ。先端部分が黒いのは、お嬢様の名前書き用に使っていた黒マジックで木材部分を塗り潰すことにより、それっぽく見えるようにしているからだ。

これだと資源を有効活用できるものの、通勤途中でメモを取る場合には面倒だ。元ではあるけれどもメカニカルペンシルなのに、キャップを付けて万年筆のように使う必要がある。せっかくのスリムなクラシックセンチュリーが、効果半減だ。

それで今回の主題である「ボールペンの高級鉛筆化」となった。

ボールペンの高級鉛筆化

ボールペンの高級鉛筆化… 何のことだか分からないかもしれない。その場合は、冒頭で紹介した三菱鉛筆SK-8クロス互換芯を思い出してほしい。

僕はクロスの替え芯を見ていて、細長い棒が鉛筆芯のように見えた。それで試してみたら、殆ど直径は同じだ。むしろ鉛筆芯の方が少しだけ細いので、セロテープで調整するとピッタリと装着できる直径になる。

三菱鉛筆のジェットストリーム替え芯(4c芯)などを装着しようとすると、実は口金の部分をダイヤモンドヤスリなどで拡張する必要がある。しかし鉛筆芯は十分に細いので、そのように「アヤシゲな真似」をする必要がない。

ボールペン本体軸は、そのままで良い。何しろ鉛筆芯は直径2mmなので、セロテープを巻いて丁度良い具合になる。

そうして生まれたのが、「クロスのボールペン本体軸を利用した高級鉛筆」だ。メカニカルペンシルやホルダーのように芯を連続して繰り出すことは出来ないけれども、ボールペン替え芯のように出し入れすることは全く問題ない。

書き心地は鉛筆芯が三菱鉛筆ハイユニだから、その書き心地が再現される。何も知らない人が見れば、高級なメカニカルペンシルだ。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
まあ誰も想像してないでしょうね

こうやってめでたく、三菱鉛筆ハイユニたちは「第二の人生」を歩み始めた。そして僕はモンブランの高級ボールペンなども高級鉛筆化する道へ足を踏み入れることになるのだけれども、それはまた別の機会に紹介させて頂きたいと思う。

まとめ

以上がクロスのクラシックセンチュリーという高級ボールペンを、高級鉛筆化してしまった顛末記である。単純に替え芯の金属部分を、鉛筆芯と交換した程度に過ぎない。

それでも十分に使い物になるのだから、試してみた僕自身が驚いている。ただし残念ながら、今のところ出番は多くない。

たとえどんなに高級鉛筆であっても、僕にはクラシックセンチュリーは細過ぎるらしい。どうも思うように筆記具を動かすことが出来ない。それで今はもっぱら、モンブランのボールペン軸やファーバーカステル伯爵コレクションで三菱ハイユニ芯を、毎日せっせと使っている。

ちなみに本音を語ってしまうと、ボールペン軸で鉛筆芯を使う方が、パーフェクトペンシルよりも快適だったりする。筆記具は重心バランスが重要だけれども、それはボールペン軸の方がフィットするらしい。

何しろ現在では使っていないそうだけれども、糸井重里さんはモンブラン製0.9mmシャープペンシル(濃さ2B)を使って、アイディアを練っていた時期もある。プロも好んで使うような環境なのだ。

それにしてもスターリングシルバーやプラチナコーティングも素晴らしいけれども、ローズゴールドも悪くない。文房具というのは、本当に誘惑にかられることが多い。

しかし僕が一度に使える筆記具は一つだけだ。ここは今しばらく我慢するしかない。そもそも子供が社会人になるまでは、財政的にも結構大変だ。

Mikanお嬢様
Mikanお嬢様
すまぬ、父ちゃん

(だから余った文房具で遊んでいる訳だったりする… 意外に実用的で驚いているけれども)

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静